2023.12.04
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外壁材は何が一番いい?
みなさま こんにちは。住宅担当 福田です。
日に日に秋が、と言いたいですがもはや冬ですね。先日SNSにて”日本の四季は夏夏冬冬”なんて言葉をみて妙にしっくりきました。

さて、本日は外壁選びについてです。
今回は代表的なものを4つ挙げてみました。それぞれのいいところと注意点を挙げてみたいと思います。外壁選びは家の印象を大きく左右する建材です。色や縦、横でも印象は変わりますし、材質毎のよしあしもあります。今回は決定版というよりは、あくまでフラットな目で見させていただいてます。〇〇が最強の外壁!みたいなのではありませんので予めご了承ください。
・サイディング
特徴:窯業(ようぎょう)系サイディング。セメントと木材繊維等を混ぜて作られた外壁用の板です。
いいところ:値段の幅が大きく、安く導入できるものもある。高級なものになるとつなぎ目がかなり目立たないものや、塗装膜にコーティングが施されているものなど品質も多種多様。パターンもかなりの種類があり、コンクリ打ちっぱなし風や木材風など多種から選べる。
考慮するところ:安価なものはメンテナンスで塗装が必要となり、長期的な費用がかさむ。メンテナンスは怠ると雨が沁み込みやすくなる。つなぎ目のコーキングといわれる部分も劣化するため、メンテナンスが必要。凹凸が多いものは汚れが残りやすい。
・金属サイディング
特徴:ガルバリウム鋼板が主流で、金属の板です。
いいところ:金属なので、塗装が薄くなっても割れなければ、雨漏りはしないなど、耐久性が非常に高い。材質が軽いものなので耐震性能も高くなる。
考慮するところ:選べるパターンが少ない。立地によっては塩害をうけるため採用できない。
・塗り
特徴:モルタル(セメント・砂・水を掛け合わせたもの)で外壁に直接塗って仕上げる。
いいところ:つなぎ目がなく、外観がとてもスタイリッシュ。複雑なかたちの建物にも対応可能。職人の手仕上げ方なので、塗り方で印象が大きく変わる。
考慮するところ:割れが生じやすく、。塗り方によっては汚れが残りやすく、メンテナンス費用がかさむこともある。人の手で仕上げるため、職人さん次第で品質が左右してしまう。
・タイル
特徴:風情ある仕上がりになる。大手メーカーの鉄骨住宅で採用されているケースが多い。
いいところ:頑丈なので汚れや傷がつきにくい。高級な質感に仕上がる。
考慮するところ:初期費用は高額です。30年前後で急に劣化がくることが多く、剥がれが起きるとメンテナンスが高額になる。重いので地震に弱い。
いかがでしょうか。ちなみにこの順番ですが、概ね費用が低い→高い順番で並べています。
初期費用を抑えることも大切なのですが、メンテナンス性も考慮するとやはりバランスが大切なのかなと考えてます。見た目だけならタイル調や木目、コンクリートうちっぱなし風のサイディングもあります。継ぎ目のない塗壁が、という方でも継ぎ目がかなり目立たないタイプのサイディングもあります。現在の住宅では約80%がサイディングです。壁材をつないでいるコーキングも併せてきちんとメンテナンスをすれば決して悪く言われるようなものではありません。
車は車検という、法律で決められた点検がありますが、家にはありません。安全性能が衰えてしまっていてもメンテナンスをしなければいけない義務がないということです。そして性能等の衰えなどが目に見えにくいものでもあるため、家を建てるときからしっかりメンテナンス計画を立てておくと急な出費とならずに、素敵なマイホームがよい状態に保たれます。
ひとつだけ言えることはメンテナンスフリーというものはありません。ましてや地震が多い日本ですので多少のひび割れなどが発生しやすいこともあります。
壁材選びやマイホームの計画など、些細なことでもお気軽にご相談ください。
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