2023.11.24

BLOG

住宅ローンの返済負担率

みなさまこんにちは。

連日長期金利が上がったとか大手都市銀の固定金利が上昇したとのニュースが飛び交っています。

〇%上がった、上昇というワードが強調された報道が多い中でずばり結論から申し上げますと、それでも日本の住宅ローン金利は低いです。上がっていると言われている固定型でも、です。

比較1:米国の住宅ローン

米国では約6%が目安となるそうです。2000年代初頭ではこの6%を行き来し、リーマンショックで下落し、2020年くらいまで3%前後を推移していました。その後2022年に3%を切るほどの下落があり、先のFRBの利上げ発表あたりから上昇。現在は7%を超えてきています。

目安の6%を超えてきているので、住宅(ローン)が伸び悩んでいるそうです。日本ではバブル期で最高の8%台を記録したことがあります。

比較2:マイカーローン

こちらも比較的なじみ深いものなので比べてみます。自動車ローンの場合、約1~3.5%程度が主のな利率のようです。借りる額や条件で少々差はありますが、住宅ローンより低い金額にも関わらず上限付近の場合は自動車ローンの方が高金利です。

もちろんこれはあくまで比較なので参考程度なのですが、本題の返済負担率のお話です。

賃貸もそうなのですが、まず言われているのが収入の1/3までに抑えましょう、ということです。年収の、ですとか月収の、とか色々ありますが、一番わかりやすいのが月の手取り額です。額面で30万円なら手取りは約24万円程度です。この1/3なので7万9200円となります。賃貸の場合更新費用もあるのでその月割りも忘れずにいれましょう。持ち家でも10年~15年周期で外壁などのメンテナンスが必要です。10年後に100万円の外壁補修があるとすると、月8,333円の予算をとっておかなくてはなりません。大きいものですと屋根も定期メンテナンスが必要です。外壁も屋根も材質選びでメンテナンスサイクルが変わるので一様に言えませんが、屋根・外壁で約15,000円/月の積み立てを考慮しておいてみましょう。10年で180万円程の予算です。そうなると前述の79,200円-15,000円=64,200円となります。全期間固定で金利が1.8%とすると借入額はちょうど2,000万円となります。こうしてみると現実的なものが見えてきますね。

色々と家を建てたい、マイホームが欲しいという方には逆風のニュースが多いですが、しっかりと紐解いていくと叶えられたりするものです。

頭金を用意して月の返済額を減らす、とかの工夫があれば予算はもう少しあげられる可能性はあります。詳しい資金計画やライフプランはご相談ください。随時相談会を開催しております。

初めての一人暮らしでよく耳にした言葉がこんなところまで届いてくるとは思ってませんでした。


資金や土地など、家づくりについて相談してみる

https://select-type.com/rsv/?id=WWbshben4M0

\\\インスタグラムを覗いてみる///

緑設計(@midori_architect) • Instagram写真と動画

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆HPを少し見てみる◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

有限会社緑設計 | 明るく豊かな暮らしをかたちにする家づくり (midoriart.jp)

pagetop