2023.10.20
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エコ住まい2024年はあるのか?
みなさまこんにちは。すっかり秋の様子になりました。
工事価格の上昇が著しいなんてニュースは気にも留めないほどになってきた昨今ですが、価格上昇は本格化しているようです。

建築資材は一時期のウッドショック、鉄やコンクリートなども上がりましたが現状は少し落ち着いてきたようです。とはいえもちろん高止まりです。安くなることがもしあったとしても今これを読んでいる家づくりを検討している方は既に家が建っているころでしょう。
この価格が高値でとまり、技術者の高齢化による人手不足、さらに慢性的な人手不足による人材確保がコストを圧迫しているようです。現場にいきますと、海外の技能実習生とお見受けする方々をよく見かけるようになりました。技術の継承などがうまく進んでいくことを心から願っています。
施工面積の兼ね合いがあるのですが、鉄骨造やコンクリート造に比べると木造の工事原価は高いものです。約2年で10%も上昇しています。単純計算で2000万円の家が2200万円になっているということです。もちろんそんな単純なものではないですが、確かにそのくらい上がっている様相です。
家の価格が下がらないので建ててからのコストに注目が集まり、電気代などランニングコストが安く抑えられる家づくりが人気となってます。一部設備の初期費用はかかります。
ですが、間取りなどの設計は設計料はいただくもののあくまでデザインなので割高にならないからです。電気やガソリン代の高騰は本当に堪えます。電気代は2021年から高圧の電気で約2倍、特別高圧で約2.5倍とすさまじい勢いで上昇しています。
税金もこっそり毎年なにかの項目が上がってます。1回は数十円から数百円です。しかしこれが続いてます。
これが時代の流れというものなのでしょう。ちょっと悲しくなってきたので話題を変えます。
さて、先般予算が上限に達したため終了になったこどもエコ住まい給付金(最大100万円)。2022年、23年と続き、来年もあるか期待している方もいらっしゃるかと思います。
少し前ですが、予算概算要求概要というものが発表され、まだ決定してはいませんが、実施するようです(まだ決定ではないのでお気を付けください)。
予算額については現在のところ23年度よりは少々少なくなるようです。現時点と23年当初の比較で275億円程減額されています。最大100万円の計算で27,500件ほど対応件数が減ります。住宅着工件数も減っていますので妥当といえば妥当なのかもしれません。詳細が発表になったら追随してみたいと思います。
それ以外にも住宅ローン減税のルールが変わって何もしないと控除が受けられなくなったりと住宅を取り巻く環境は2024年以降も大きく変わっていきそうですね。
住宅にもどんどん押し寄せる省エネの波はまさかの控除が絡んでくる内容です。一般的なモデルですと、13年で300万近くの控除が受けられる住宅ローン控除。こちらも2024年からは省エネ住宅の認定を受けていない新築は控除が受けられなくなります。もちろん申請等は別途必要ですが、受けなくてもいいという方は少数派だと思いますので、必ず確認しましょう。
お金をかけて節約をしていく、というのが世界的なトレンドなんでしょうかね。だったら補助金ももう少し額が上がったりしないんですかね。流石にそれは望みすぎですね。
寒暖差が日に日に増してきています。どうかお体お大事にしてください。
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