2023.02.24

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頭金の必要性

みなさまこんにちは 住宅担当の福田です。

少しずつ日も伸びてきましたね。日中の気温も暖かい日が多くなってきました。あとひと月もすると桜が咲いていると思うと、キャンディーズのあの曲が頭の中に流れ桜の花が楽しみになります。ですが、月日の流れの速さを感じて少し寂しくなる今日この頃ですがみなさまいかがお過ごしでしょうか。

住宅だけではないかもしれませんが、頭金を入れて元金を減らすことと、頭金を入れずにすべてローンで賄うことはどちらがいいのかとよく話題になります。

メリットはやはり元金が減るので返済は楽に。デメリットは手持ちの現金が目減りするためその他の急な用があると困る。といったところでしょうか。フラット35では頭金の有無で金利が変わったりしますので入れた方がいいでしょう。もちろんその方々で置かれている資産の状況は違うと思いますので一概には言えませんが簡単に挙げるとそういったことでしょうか。私も親に言われたことがありますが、そもそもなぜ頭金は必要といわれるのか。頭金の必要性を考えてみました。

1 返済額を減らせる

ローンの金利が高い利率であるほど元金は早く減らした方が返済リスクは減ります。住宅ローンも1992年ころのピーク時は8%台を記録していました。そのころでしたら頭金を入れた方が返済額が明らかに少なくなるため、90年代初頭に住宅ローンを検討していた方なら頭金が重要だという考えにいたるのも当然です。

2 与信への影響

頭金をいれなくとも預金残高にそれなりの額があると、査定においても返済力が認められるケースもあるようです。ですが、そもそも審査が通らなかった際に理由は教えてもらえないものなので実際どのくらい効果があるものかは不明です。

3 生活防衛費としても使える

最近話題の防衛費。手取り3ヶ月分くらいは手元に置いておきたいと言われていますね。大手企業は賃上げの発表を続けてしていますが、職自体を突然失ったり、病気や事故など予期せぬことが起きるのが人生です。

4 投資ができる

むやみに投資をすすめるつもりはありませんが、例えば住宅ローンの金利が1.5%だったとします。短期、中長期問わず、その金利を上回る利回りの投資が実行します。そうすると、実質的に金利分を回収できている計算になります。こういったことができるのなら手元に置いておいて運用した方がいいでしょう。

住宅取得となると引っ越しなど、実費もかかってきます。実際に頭金ゼロで住宅取得は可能ではありますが、上記含め諸々考慮すると多少の手持ちはあったほうがよいと言えます。二人以上の世帯でも約22%の世帯で貯金がゼロと言われていますが、何かを始めるのに遅すぎることはありません。何かを見直すきっかけのひとつにでもなれればとても幸いです。

それでは、また。

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