2025.10.10
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家づくりの予算の使い方
みなさま こんにちは。
すっかり秋めいてきましたね。インフルエンザやコロナが大流行しているなんて話を小耳にはさんだのですが、耳どころか全身で受け止めてしまったようで、初めてコロナ陽性になりました。SNSやら、いろいろとお休みを少しいただきましておかげさまで復帰はしているのですが、皆様も流行りに乗らないようご注意ください。

さて、本日は家づくりの予算についてです。
昨今の資材や人件費、燃料費の高騰を背景に家の値段も上がっております。そこで重要なのが予算の使い方です。限られた予算をどう使うかはその方次第ではありますが、大まかにでもどういったものかがわかっていれば家づくりの参考になるかと思います。
まずは、家づくりにかかる費用の種類と割り振る際の考え方です。
・土地:場所によっては一番予算を多く使います。駅近や人気エリアですとそれだけで高値だったりします。利便性や通勤通学などを最優先にしたい方はここに予算をかけましょう。地価が下がりにくい場所ならあとあと売ることも可能なので損はしませんが、建物の予算も残しておきましょう。地盤改良や上下水などにも費用がかかる可能性もあるので忘れずに。
・建物:車などの移動手段が確保されていて、暮らしに重きを置きたい方は建物に予算をかけましょう。特に基本性能と言われる耐震や断熱関連などはおろそかにすべきではありません。安いけど長持ちしないものと高いけどメンテナンスサイクルが長いもの、あなたはどちらを選びますか?ちなみに設計費はおおむねここに入っていることが多いです。
・諸費用:住宅ローンの手数料などが主なものです。それ以外ですと、登記や申請費用が該当します。住宅ローンで借りる金額によって変動するものなので一概には言えませんが、100万円程度は想定しておきましょう。
・設備:お風呂やキッチンなど、いわゆる水廻り関連の設備や太陽光パネルなどの電気関係についてです。特に水廻り設備は金額の上下に開きが大きく、ちょっと気を抜くととても高額になることがあるのでご注意を。
・外構:忘れがちなのが外構です。カーポート、植栽、フェンスなどが含まれます。大手ハウスメーカーなどは外構は基本ノータッチで見積りにも入らないことがあるのでご注意を。外構に関しては予算を最低限に抑えることも可能ではありますが、なにもしなさすぎるとちょっとさっぱりしすぎてしまいます。
・家具、家電:新生活を迎えるとついつい新しいもので揃えたくなるのが人情というもの。現在の暮らしのもので引き続き使えるものはいいのですが、そうでないものも出てくるはずです。ある程度は想定しておいた方が、新生活貧乏にならずにすみます。
中程度に分類すると家づくりでかかる予算項目は上記になります。ここに補助金や助成金が入ってきますが、現在のもっとも大きな補助金でも160万円ほどです。補助金申請にも経費や費用が少しかかるのでまるまるもらえるものでもないのでお気を付けください。
いかがでしたでしょうか。予算をどこにどう使うかはどんな暮らしがしたいかによります。なぜ家を建てたいと思ったのか。この原点がとても大切です。外部アクセスが便利な暮らしなのか、家で過ごす時間を大切にする暮らしなのか。いろいろな家庭がありそれぞれに合った暮らしができる家づくりを進めるお手伝いが少しでも出来たらうれしいです。
それでは、また。
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