2025.06.06

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家事楽動線について考える

みなさま こんにちは。

先日、キッチン内にてよく使う道具などの配置を少し変えました。使いやすいように変えたつもりなんですが、これがまたよく間違えます。多少手前にしたものもあるのですが、つい奥まで手を伸ばしてしまい、、、なんてことの連続です。慣れとは怖いもので使いにくいものでもなんとかなっていました。ですが慣れてみるとやっぱり変更後が使いやすというオチではあるのですが、やっぱり動線って大切だなと思ったので今回のテーマです。

そもそも家事楽動線と言われ出したのは私が察するに共働きで子育てや家事に向き合う時間が限られてしまっている方々に対しての需要と供給がとても高まった故に生まれたものだと思っています。

そもそも家事楽動線を考えてるときによく言われることがあります。

・水廻りをまとめる

・回遊動線をつくる

・”洗濯→干す→たたむ→しまう”の動線を短くまとめる

これらはいわゆる”間取り”を考えることで対応ができるものなので創意工夫は必要でもお金はあまりかかりません。ただし”部屋の数”を増やしてしまうと工賃はあがります。それが、

・ファミリークロークをつくる

・ランドリールーム(家事室)をつくる

・パントリーをつくる

といったものになってきます。さらに、

・アイランドキッチンを採用する

・乾太くんを採用する

などは設備上での対応になってきます。今回は間取りについてのお話しをメインにさせていただきます。まず第一に考えなければいけないのが、

・どの家事を楽にするか

ということです。例えば調理などのキッチンに重点を置くと、システムキッチンの近くにパントリーをつくり、キッチン家電をおけるカウンターをおき、ダイニングテーブルをキッチンに並べてと、とすると今っぽいかんじにはなってくるのではないかと思います。

ですが、すっきり見せたい方はキッチン家電をパントリーに入れるなどしますし、食事を楽しみたい方はキッチンの隣にテーブルは嫌がるかもしれません。また、全然料理をしなかったし興味もなかった方が新居になって設備や広さが伴ったことで料理に目覚めるなんてこともあります。わたしは逆に狭いキッチンで料理していた経験で作業効率を考えたキッチンが好きになりました。

落書き間取りですが、どこに冷蔵庫、電子レンジ、ケトル、トースターなどを設置するかは意見は分かれますが、それぞれの方のお気に入りや使い勝手があっていいと思ってます。あえて冷蔵庫をパントリーの中に入れて生活感を消したい方、作業場の近くに置きたい方、そもそももっと作業場を広くしたい方などその方にとっての優先順位はことなります。

今のキッチンでの作業を思い浮かべながらえんぴつでぐりぐりと作成してもらった間取り図に行動の軌跡を描いてみてほしいです。ご家族全員違う色で同じ紙で実施すると動線や通路の狭さ・広さなども気になるところがでてきます。そういったことを解消して出来上がった間取りがその家族ごとの家事楽動線になっていくのだと私は考えております。

間取りの打合せに関しては楽しい反面、非常に繊細な部分がたくさん含まれているのでしっかりじっくりお話を聞いて調整をしっかりおこなったうえで実施しています。

いかがでしたでしょうか。間取りの難しいところは便利さなどと耐震・耐久性などを両立させなければいけないところです。ただし安全>便利にはなるのでどうしても実現できないものが出てきてしまうのは心苦しかったりします。

それではまた。


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