2025.04.18

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トイレの多機能について

みなさま こんにちは。花粉もすこしずつ減ってきて春の心地よさを心とカラダで感じられる季節になってきましたね。ですが、年々春と秋の心地よい季節が短くなってきていると感じるのは私だけでしょうか。特に春が好きな者としてはとても悲しい限りです。屋外でリラックスやくつろぎを感じられる機会が減ってくる将来なんて考えたくはありません。

現実的に日々のリラックスやくつろぎが得られる最たる場所の代表格がトイレとお風呂です。異論は認めます。そして標題にもある通り本日はトイレのお話しです。

もともとは川に直接流していたところが厠(かわや)という語源となっているそうです。

家づくりで住宅設備を選ぶ時間はなかなかわくわくする反面、予算とのせめぎ合いの場でもあります。大坂万博でも何かと話題ではありますが、日本のトイレは自他ともに認める世界一の施設だと思ってます。その中でもINAXさんのトイレは本当に最先端の技術がふんだんに搭載されてます。便器内全体を強い水流で流す『極みトリプル水流』や、設定した時間に泡で便器内を洗浄してくれる『泡クリーン』など本当にすごすぎてすごいという言葉しか出てきません。自動開閉の便座や蓋や掃除しやすいように便座が上にあがるリフトアップ機能などもあります。本当に採用したくなるもの機能がたくさんあって全部盛りにすると便器だけで50万円は超えてきそうなものです。

もちろんすべてはそれを採用したいと思うお施主様の価値観やタイミングであるということは間違いないのですが、ちょっとだけ立ち止まってほしいことがあります。その便利機能のほとんどはメンテナンスや交換が必要になってくるものということです。デリケートな電化製品は10年から15年で修理や交換が必要になるケースがほとんどです。シンプルな機能に絞り、メンテナンスを小まめすればずっと使える便器に比べ、便利機能というのは少々脆弱性があるのです。個人的には便利機能は必要最小限でシンプルなものに収めたほうがよいと考えています。蓋の自動開閉の調子が悪いせいで他が機能しなくなるということはないのでしょうが、全体交換が必要となると臨時出費はそれなりのものになりそうです。ただ本当にINAXのトイレ昨日はすごすぎるので非常に難しい選択になることは間違えないでしょう。INAXさん曰く、トイレもお掃除ロボットのように自動で洗う時代だそうなので人間の手間が省けて他の時間が出来るという意味では必要なものという考え方もできそうで、本当に難しいです。

余談ではありますが、トイレにまつわる歴史や生まれたものをちょっと調べてみるととても興味深く、とても盛り上がるお話です。ハイヒールやブーツ、シルクハットや日傘はすべてトイレにまつわるものであるお話と聞くと、江戸時代の”汲み取り屋→農家→野菜→人間→汲み取り屋”というサイクルは本当に素晴らしいものだったと思います。

それではまた。


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