2025.03.07
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パントリーの適切な広さ
みなさま こんにちは。
私の大好きな春がちらほらうかがえる季節になってきましたね。確かに雪は降りましたが、概ね何事もなく過ぎ去ってくれて安心しました。朝晩はまだまだ非常に寒いのでお気を付けください。

さて、タイトルにもあるパントリーの広さについてです。暖かくなると行動も活発になってきて、お買い物などもとてもはかどってしまうのですが、ついつい買いすぎてしまったりもしてしまいます。家づくりでもっとも採用したい部屋のひとつであるパントリーですが、どのくらいの広さが必要かと思っても参考になるものが意外と少ないのが現実です。参考になる広さがないのは非常に単純な理由でその家族ごとにライフスタイルが違っているからです。
よく採用されている広さはとなると、
0.5畳~3畳程度
となっています。ではサイズ毎の違いを見てみましょう。
〇広さ毎の特徴
・0.5畳:小まめに買い物にいく家族で、食品の在庫は最低限であまりしない方にオススメです。棚の数は増やせるので0.5畳とはいえ収納力は十分あります。
・1~1.5畳程度:生鮮食品以外の乾物や調味料、その他消費期限が比較的長いものなどある程度在庫しておきたい方はこの程度の広さが必要です。冷蔵庫を隠したい方でもこの広さがあれば足りる量です。
・1.5畳以上:冷蔵庫だけでなく冷凍庫、その他キッチン家電などをパントリー内に収めたい方はある程度の広さが必要になります。家電のサイズでパントリーの広さも上がっていきます。また、料理やお菓子作りなどの趣味がある方も広さが欲しくところです。
実際にどのくらいの広さが必要かは現状の食品の在庫量などを確認してもらって判断した方がよいです。理想を上げすぎてしまうとどんどん広くなりがちなのが収納です。パントリーが大きすぎても管理がしきれなくなり、結果消費期限が過ぎてしまうなんてことになりかねません。
〇収納力か機動力か
ウォークイン型とウォークスルー型を選びます。前者は収納力、後者は機動力があがります。ウォークイン型は突き当りになるのでその分、収納量が増えます。ウォークスルー型は収納量が減ってはしまいますが、他の部屋からキッチンへのアクセスがよくなります。例えば買い物帰りにキッチンを通らず収納まで楽にアクセスという具合です。周りの間取りも含めてどちらを優先するかはそのご家族がどういった生活を送るかによって変わってくるのでどちらがいいというものでもありません。
ついつい大きくしたくなりがちな収納。食品だけでなく服や道具など、しっかり量を計算してちょうどいいサイズの収納にしたほうがよいのです。家づくり段階の間取りは簡単に広く、大きくなります。建築費も上がっているなかで、広すぎる収納は決して得策ではありません。整理整頓含めてしっかりと家族で必要な量を検討しましょう!
それではまた。
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