2024.12.20

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住宅価格高騰原因とその対策

みなさまこんにちは。

朝晩はすっかり寒くなってきましたね。マフラーが手放せなさすぎて帰宅してもしばらくつけていることがあります。暑さ寒さに年々弱くなっていっている気がしているのでみなさまもくれぐれもご自愛ください。

さて、本日はタイトルの通り家の値段が上がった原因とその対策について簡単にまとめてみました。ご参考にしてもらえると幸いです。

〇価格高騰の原因

・原材料の値上がり

 ウッドショックなどもありましたが、それを皮切りに各資材のすべてが値上がりをし、その推移はこれからも続きそうです。戦争も影響し輸入費や為替、円高の影響もあります。アメリカでビックマックは800円以上しますが日本じゃもうちょっと安い値段でポテトと飲物つきます。材料そのものもあがってそれに関わる費用も上がってるのでもう仕方ないです。

・人材難と労働日数

 日本でも少子高齢化から働き手がかなり減っています。外国人労働者もいないわけではありませんが、技能実習生などは保証や紹介料など人件費以外でもコストがかかります。さらに法改正で今まで可能だった建設業の週6日労働が週5日になりました。納期が延びるということは間接的にも費用はアップしています。

・設計コスト

 2025年4月から建築基準法の改正により住宅の設計において構造計算や省エネ関連の資料なども提出が義務付けられるようになります。今までは任意、有料にて長期優良住宅などの申請をしていましたが、別途申請がなくても提出義務があるのでその分のコストが単純に増えます。

〇対策

・コストを考えた家づくり

 ーイニシャルコスト

 例えば多角形の家より真四角の家の方が建築費は安くなります。シンプルで施工の手間や端材が少ないつくりのものが安く建てやすくなります。あわせてひと周り小さな家や土地を検討するというのも有効な手段です。マンションと戸建てを比較すると戸建ては圧倒的に広いものになりがちです。同じとは言わないまでも、もう少しコンパクトでもいいのかもしれません。

 ーランニングコスト

 太陽光パネルを採用して高騰する電気代を抑制したり、メンテナンスサイクルが少しでも長期になる外壁を採用したりなどがあります。ランニングコストが低いものを検討する場合イニシャルコストが上がりやすい傾向があります。しっかり検討する必要はありそうです。

・資産価値

 ー基本性能の高い家づくり

 長期優良住宅の認定取得や高気密高断熱などの高性能住宅などは製品保証という意味でも価値が上がります。もちろん年数が経ってしまうと下がるものではあります。そして土地については値段は場所によっては上昇します。場合によっては土地と建物の予算配分を考慮してみてもいいかもしれません。

 ー人気や定番の間取り

 流行り廃りはあるものの一般的に人気な間取りは価値としては付きやすいものです。裏を返すと趣味性が高すぎたりいわゆる変わった作りの建物は売る際になかなか買い手がつかないという理由であまり高付加価値にならないようです。

・補助や金利

 好評の子育てエコホーム支援事業などもありますし(現在審査が遅れているようです)、住宅ローン金利は上がっているとはいえまだ低い状態といっていいです。物価高などから今後金利は上がっていくと予想されます。変動に比べれば少々お高くはなりますが、固定金利でリスクをとらない方が安心だと思っています。

・コンパクトにする

 土地や家を少し小さくするだけで家にかかる値段は下がります。マンションを買うときと家を買うとき、値段はあまり変わらずとも家の方がおおむね広い仕様となってます。一般的に戸建てを買おうとすると30坪くらいが目安となりそうですが、マンションですと20坪くらいが目安となります。コンパクトハウスも検討してみてもいいかもしれません。

いかがでしたでしょうか。実際に価格は上がっているのでどうしようもない部分はありますが、まだまだやりようはありそうな気がしてます。ちょっと話くらい聞いてみてもいいかなと思った方はお気軽にご相談ください。


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