2024.06.14
BLOG
家の価値
固定金利もじわじわあがり、食品の物価もみるみるあがり、建築資材もあがり、、、
大手以外の方の所得はいっこうに上がる気配が見えないとっても世知辛い今日この頃ですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
沖縄では梅雨入りしているとのことですが、幸いにも初夏のような日が続いており梅雨前の静けさが心地よいと感じてますが、みなさまが穏やかに過ごせていることを願っています。
今回は、住宅の予算についてです。
予算と言っても色々な見方があり、お話しすることが長くなりそうなので今回は“予算オーバー”という観点からのお話です。
そもそも、何を重要視した家づくりであるかという前提がとても大切なのですが、それを言ってしまうとケースバイケースになってしまうので、あくまで家を建てる側の目線です。まずは予算内でしっかりとお金をかけたいところから。
まずは土地について。
個人的には、多少頑張ってしまってもよいのではと思っています。理由は売れるからです。建物の価値は残念ながら現状の査定方法では価値がすぐに下がってしまいます。ですが、土地に関しては場所をしっかり選べば価値は下がりにくいですし、むしろ上がる場合もあります。老後などに家の使い方が変わり、マンションなどへの住み替えを考える場合でも土地が売れると非常に心強かったりします。
そしてやはり構造部分はしっかり予算を取りたい部分です。
などなど、色々と他にもあります。
そして打ち合わせを重ねて予算が超えてしまうなんてことはよく?起こりえることです。希望やオプションなど小さなものでも積み重ねで大きいものになります。自動車で約2万点、住宅では10万点以上といわれている部品数ですので、細部の細部までこだわったらそれはもう言わずもがなということになります。もちろん変更やオプションをつけてもそれほど変わらない部分もあれば、ちょっとしたことで大きく変わるものなどがあるのでそのあたりは相談しながらじっくり決めていくことをオススメしています。
予算を超過してしまって一番困るのはそこに住む方です。お施主様に不要な負担をしいてしまっては、家が建った瞬間は嬉しいとは思いますが、そのあとの支払いが追い付かなくなってしまってはそれまでの感動も台無しになります。昨今の経済事情から考えると非常に先行きが不透明なので慎重に行っていくのがよいと考えております。
オール電化はとてもスマートで推奨されていますが、電気代が上がっているため負担が非常にあがります。かといってガスも上がっているので分散しても災害のリスクヘッジくらいにしかなりません。
負担する金利が上がっても、預ける金利がより上がればそれはいいことです。
時代は移り変わっていきますので今の”いいもの”が10年後、20年後にどうようの価値があるかはわかりません。スマホ一つで財布も持たずに、予約や決済が済んでしまうなんて2007年にiPhoneが発売される前は誰も予想しなかったように住宅がどのように進化していくのかは楽しみでもあります。日本は住宅をとりまく法規がとかく厳しい環境ですので取り残されないことを深く願います。
少し話はそれましたが、家にお金をかけ過ぎずに家族や趣味などに時間やお金をかける方が今を生きていけると思っています。
あ、もちろん建てる側なのでそれについては一生懸命取り組んでます。
住まいのこと、なんなりとご相談ください。
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