2024.05.17
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電気料金値上げ?再エネ割賦金?
みなさま こんにちは
なんだか不安定な天候が続きますね。強風や真夏日や激しい雨など、春に定義があるなら見直しが必要になるかもしれません。
本日は電気料金についてです。
電気料金の明細欄に『再エネ割賦金』と記載されていることにお気づきでしょうか?
そもそも再エネとは再生可能エネルギーの略語で風力、水力、太陽光、地熱、バイオマス、などの枯渇しないエネルギーのことを指します。
割賦というのは税金などを割り当てて負担させるということです。
つまりこの『再エネ割賦金』というのは電力会社が再生可能エネルギーを買い取るために要した費用の一部を、全ての利用客が負担するという制度です。消費電力に応じて電気料金に上乗せして請求されています。
毎年、産業経済大臣が決めていますが、2024年度の再エネ割賦金は1kWhあたり3.49円に設定するそうです。標準家庭では(300kWh/月を使用としてます。以降もこの基準と仮定し計算します)1,047円の負担が見込まれることになります。
過去を参照すると、
2022年度 3.45円 1,035円/月
2023年度 1.4円 420円/月
2024年度 3.49円 1,047円/月
導入当初の2012年では1kWhあたり0.22円でした。そのため標準家庭で66円の負担でした。しかし、再エネの普及が加速し、12年で約16倍ということになっています。
当初の推計では2030年がピークで2.61円との予想でしたが、大幅に変わり今年度は3.49円です。
ちなみに算出根拠ですが、全国一律の単価と電気使用量から導かれます。
この負担額を減らすには電気の使用量を減らすしかありません。使用している家電製品も含めて電気使用量の見直しを図ることはとても素晴らしいことです。特に家電などは金額にもよりますが、大幅に節電が見込めるケースも考えられますよね。
そして、これから住宅を検討されている方は家自体の省エネや節電効率をしっかり踏まえたものの検討が重要になります。どんな優秀な省エネ家電でも家自体のエネルギー効率が悪いものになると折角の家電も台無しです。そしてお金をかけて温めたり冷やした室内の空気が隙間だらけの家で漏れてしまってはまさにお金の垂れ流しです。
太陽光パネルも乗せるだけでは省エネにはなりません。パワーコンデショナーという機器を導入しなければ家庭では作った電気を使用できません。近年では作った電気を売る売電価格も非常に下がってしまっています。それでも5kWの太陽光パネルで年間6万円程の売上にはなるようです。
このような機器を導入しても電気会社のように誰かに負担してもらえるわけではないのでしっかりと検討して導入する必要がありそうですね。
割賦金や売電単価などは毎年更新されるものなので推移は見守る必要がありますね。
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