2023.10.27

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住宅性能

みなさま こんにちは。真夏日更新の話は9月まで連日話題に挙がってましたが、先日観たテレビ様は夏日も記録更新だと言っておりました。

夏日=25℃以上

真夏日=30℃以上

猛暑日=35℃以上

熱帯夜=最低気温25℃以上

が気象庁からのお話です。非公式ですが、40℃以上の酷暑日とかその他にも色々あるようです。私が幼少の頃は水を運動中の水分補給は悪の時代だったので運動すら自粛せざるを得ない猛暑下は気の毒というか何とも言えない気持ちです。少なくとも“昔は・・・”なんて言えないってことです。

さて、先週のお話ですが、国土交通省から省エネ性能の表示すべき具体的内容が発表されました。

建築物の脱炭素に向けて来年度から、新築住宅の販売や賃貸の際には省エネ性能の表示が求められるというものです。法律改正に伴うもので来年度より努力義務を求めるとのことです。

・国が定める省エネ基準に対して、どれだけエネルギー消費が抑えられているかを星の数で記す

・断熱性能の度合いを段階別に数字で表す

・1年間の光熱費の目安を示すこと

などが求められます。

そもそも住宅性能評価を受けないと住宅ローン控除も受けられないので上記の努力義務は普通の住宅を建てていれば概ねクリアは可能かと思っています。ただしそれをきちんと見える化して認定を受けてとなるとまたちょっと違ってはくるのです。

そもそも国は2025年までに旧耐震基準で建築された耐震性が不十分な住宅(耐震等級1以下)に診断を義務付けることを目標にしているそうです。そして2030年までにはそれが解消されることを目指しているとのこと。なので耐震診断や補強にはしっかりと補助金が用意されており、所得税や固定資産税の税控除もあるようです。

さらに個人向けでは1500万円までの工事費用融資もあるそうです。

国として南海トラフの発生率が50%だとか言っていますし、そもそも地震大国です。しょうがないことではありますが、建築時期が古い建物ほど被害も大きく、命さえあれば建て替えでもなんでもできますが、そうでなくなると誰しもが嫌な思いになりますしね。

省エネの観点も含めると2025年にはZEH水準等の木造住宅は構造基準も変わります。太陽光パネルなどを屋根に搭載することが主な要因です。屋根材やパネルで重くなればなるほど地震には弱くなるのが木造住宅です。その設計における壁量計算の見直しです。

今までが緩かったのかこれからが厳しくなるのか、何とも言えないところではありますが、住宅の販売単価がさらに上がってしまいそうなのは明快です。

まずは計算における設計料、そして建材の仕様が変わる材料費が少なくとも追加されます。

2023年秋ごろ公布予定で、2025年4月に施行予定です。

建築会社も施主も勉強を怠ると損したり、痛い目を見たりしそうです。

後になって慌てたくないので準備を少しづつ始めてみます。

それではまた。


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