2023.09.15
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35年以上!
みなさま こんにちは。 緑設計 住宅担当の福田です。
いかがお過ごしでしょうか?9月に入り、暑さもやわらがず、真夏日が続き、台風も襲来し、、、
カレンダーの9月という表記だけが秋を感じさせ、それ以外のすべてが夏真っ盛りの今日この頃ですね。体調を崩されていないことだけを願っています。
さて、本日の話題です。
50年住宅ローンで若者開拓 広島銀行など10地域金融機関 – 日本経済新聞 (nikkei.com)
常陽銀行など地域金融機関約10行が最長50年に返済期間を先延ばしした新商品を加えたそうです。完済時の年齢が81才以下などの条件はあるようですが、金利の上乗せなどはないようです。ネット銀行もこうした動きに追従しているようです。背景にはやはり住宅価格の上昇があるようです。
22年度全国平均:4214万円(3年前より1割上昇)
平均自己資金:約1160万円
おい!平均値!!
なんかすでに平均額が庶民感覚を超えてしまっている気がします。合計で約5400万円です。
人気のつくば市で今人気分譲中の万博記念公園近くの島名地区で、ちょっと計算してみましょう。
分譲地ですが、もちろん広さが関係しますが、販売会社でも左右します。1500万から2500万くらいが多くみられます。もっと安い土地もありました。どれも広さは普通の戸建てを建てるには十分な面積はもちろんありました。
ではその間をとって2000万としましょう。建物は残りの2200万円です。30坪総2階を建てたとしたら建物の坪単価は73万円となります。
昨今の住宅価格の値上げを加味するとこの坪単価なら家は建ちます。性能やデザインなど、何かに特化するにはちょっと不十分かもしれませんが、ちゃんと家が建つ予算感です。
そして支払に関して。全国平均より自己資金を引き3054万円を35年、変動金利0.4%で計算してみます。
総返済額が約3270万円で月々の返済額が約7万8千円となります。
では前述されている50年で再計算すると。総返済額約3370万円、月々の返済が5万6千円となります。
ちょっと現実的な数字にはなりますね。確かにその額なら何とかなりそう!となっても不思議ではありません。茨城の賃貸住宅は正直あまり家族向けではありません。持ち家の検討は今でもファーストプランです。
ですが、果たして自己資金1000万もある家庭はどの程度いるのでしょう。20代の2人以上世帯の貯金額(金融資産含む)の中央値は71万円。30代になると240万円だそうです。(金融広報中央委員会 令和元年家計の金融行動に関する世論調査より)
こっちの貯蓄額の方が信ぴょう性が高そうなのでこの数値を当てはめてみると、借入を4000万ほど起こさなければなりません。
この額を個人名義で借りるにはそれなりの所得が必要です。恐らくですが、年収650万円(月収約55万、ボーナス無)ほどは必要になります。日本人の平均年収が420万ほどで、この年収は約6%ほどとのことです。そうなるとペアローンなどの借り方になるのでしょう。これは私見ですが、ペアローンだけは止めてください。何度でも言います。ペアローンはダメです。
正直なところ、家は高いです。所得が上がらない今は特に高いと感じることが普通です。ご自身で悩んでもなかなか答えは見つかりません。家を建てたいけどなにから調べていいかわからない、から住宅会社を選びきれないなどなどこれから家づくりをはじめる方向けの相談会を実施しております。是非ともご相談ください。しつこい営業や強引な勧誘などは一切行っておりません。あくまで中立の家づくりの最短ルートを教えます!
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世知辛い世の中の通り、普通の家を買うことの大変さがわかります。
がんばれニッポン。
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