2023.09.08

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住宅ローン固定金利上昇

みなさまこんにちは。

9月に入っても猛暑が続いてますね。8月の都心はまさかの31日毎日猛暑(30度以上)だったそうです。確かにちょっと風があって32℃くらいだと体感的にちょっと涼しいと錯覚していた日もありました。

さて、そんな8月最終日に入ってきたニュースのご紹介です。

9月の住宅ローン固定金利、半年ぶり高水準 大手5行上げ – 日本経済新聞 (nikkei.com)

住宅ローン主要5行(三菱UFJ、三井住友、みずほ、住信SBIネット、auじぶん)が10年固定型の金利上昇をするとのことです。変動との差が大きくなってきていると記事では伝えています。

そもそも、固定と変動では金利変動の要因がことなるものです。なので比較するのも少々お門違いなのかもしれません。そしてニュースになっている上昇した固定金利も全期間固定や35年ではなく10年固定のお話です。

建築資材も食品や他の物品と同様値上がりしています。もちろんではありますが、家の値段は上がっています。むしろ問題は可処分所得が下がっていることが問題視すべき点ではあります。値上がりもう勘弁、という雰囲気は日ごろから感じますが、お金があればふーんとなんということはない問題です。

多くの方が節約や節制を自然と行っている中で考えると、やはり収入を増やすことを真剣に考えなくてはならないんでしょうね。だから政府もリスキリングの補助金に力を入れているのでしょう。

001066320.pdf (mhlw.go.jp)

通常企業への補助、助成金はガソリンみたいによくありますが、個人への給付はあまりありません。

都心部ではマンションなど賃貸物件が豊富にあるためなんてことはないのですが、地方ではやはり戸建ての選択肢が身近になります。今の状態が続くと中古か安い新築がファーストチョイスになります。

ここで絶対にオススメしないのが安い新築=低性能住宅です。極端に安いような広告などをたまに拝見します。ハッキリ言います。その値段ではどこにいっても家は建ちません。本当に止めてほしいです。低性能な住宅で結局高くつくものを簡単に挙げてみました。

・光熱費:9月も真夏日続きです。そしてつくばおろしの寒い冬は氷点下です。電気代が高くつくのは特に冬です。低性能では暖気をお外に垂れ流しです。つまりお金を外に投げてます。

・医療費:梅雨等の湿気や換気不足でカビ・ダニが家中に蔓延します。体にいいわけありません。寒さも体を蝕みます。ヒートショックなんて起きたら医療費ではなく、葬儀代になります。そもそも健康はお金では買えません。

・修繕費:外壁や屋根はメンテナンスが必要です。そのサイクルが10年と15年では単純計算で1回分変わります。

2025年から基準も大きく変わり、住宅業界の大転換期などと言われています。もとから訴えてた方々からすれば、ようやくルールが追い付き始めた程度でこんな言われようなんですよ。なんだか少々悲しくなります。ですが、そんなことも言ってられません。田舎の小さな設計事務所なので届く声は極めて少ないと思っていますが、一人でもちゃんとした家で少しでも豊かに過ごしていただけるのであればいいなと心から思っています。

さらに気になる方は質問など個別相談でお答えします。お気軽にご連絡ください。

それではまた。


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